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当院は女性医師による産婦人科診療を行っています

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2022年07月25日 スタッフブログ

乳児の熱中症について
屋内外問わず、高気温・高多湿などの環境で大量の汗をかき、体の水分や塩分が失われると体温調節がうまくいかなくなり、熱中症になりやすくなります。
乳幼児は特に汗をかく機能が未発達で、大人と比べると厚さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまうので、
体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなります。
また、全身をしめる水分の割合が大人よりも高いため、外気温の影響をうけやすくなっています。
赤ちゃんは自分の体調やのどの渇きを自分で訴えることはできないため、
大人が注意してみてあげましょう。

☆熱中症の初期症状
・皮膚や唇が乾燥している
・頭や体は熱いが、汗をかいていない
・おしっこの量がいつもより少ない、または色が濃い
・なんとなく元気がない、様子がおかしい

☆熱中症が重症化しているときの症状
・ぐったりしている
・目線が合わない
・嘔吐がある
・大泉門が陥没する
・6時間以上おしっこがでていない

☆乳幼児の熱中症を防ぐために
・帽子やベビーカーの日焼けガード、日傘などで直射日光が頭や体に長時間当たらないようにする
(特にベビーカーは地面との距離が近いため高温になりやすい)
・日差しが強い時間帯(10:00~15:00)の外出はさけ、どうしても外に出ないといけない場合は短時間にし、
こまめに水分補給を促すとともに、冷却グッズをうまく活用する
・ハンディファン(扇風機)は暑い屋外で使っていると、逆効果な場合があります。
(汗は蒸発する際に体から熱を奪い体温を下げますが、高い外気温の中で扇風機だけ使うと
熱を奪う前に汗だけが乾き、体温は上がったままになってしまう。)
ハンディファンを使うときは、濡れタオルや霧吹きなどで肌を濡らしながら使うと効果的。
・基本的に母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがるたびにあげるようにする。
母乳やミルクには水分や塩分、糖分など入っているので、赤ちゃんが体に取り込みやすくなっている。
水分や白湯をあげる場合は、1回にたくさんあげるのではなく、5~10分毎に少しづつあげるようにする。

☆熱中症の症状がある時の対処法
・日陰や涼しい場所に寝かせて、首、わきの下、鼠径部を冷やす。
(体の太い血管が流れているこの3点を冷やすと効果的)
・一気にではなく、少しづつ水分補給させる
・38度以上の発熱が続いて、汗がでずに唇や皮膚が乾燥している、おしっこがでないときは速やかに病院を受診する

乳幼児の熱中症は大人が気付かないうちに急に悪化することがあります。
夏場は不要不急の外出は避け、外出する際にはしっかりと暑さ対策をするようにしましょう!
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