●赤ちゃんの皮膚の特徴　その①

赤ちゃんの皮膚の厚さは約１㎜ほどで、大人の約半分程です。
また、肌から水分が過剰に蒸発することを防ぎ肌の潤いを保つ皮脂膜も、
4ヶ月を過ぎると皮脂の分泌量が少なくなります。

このように、赤ちゃんの皮膚はバリア機能が十分ではなく、外からの刺激などを受けやすい状態になっています。


●赤ちゃんの皮膚の特徴　その②

小さな赤ちゃんの体には、大人と同じ数の汗腺があります。
つまり、赤ちゃんはとても汗っかきで、汚れやすい状態です。


●皮膚トラブルについて
そのためこの時期には乳児湿疹など様々なトラブルが起こりやすくなります。
健診などでもお母さん達から相談されることがよくあります。


●スキンケアについて
赤ちゃんを皮膚トラブルから守るためには、スキンケアが大切です！！

→お風呂について
　　お風呂では赤ちゃんの肌にあった洗浄剤を泡立てて素手で洗い、洗浄剤が残らないように
　　よく洗い流しましょう。
　　拭く時もタオルでこすらないように、やさしく押さえるように拭きましょう。

→保湿について
　　お風呂の後は前肢を保湿することが大切です。
　　赤ちゃんにあった保湿効果のあるローションやクリームをたっぷり塗りましょう。

→日焼け予防について
　　これからの季節は日焼けの予防も重要です。
　　日差しの強い時間（10～14時）はできるだけ避けて、日よけや帽子、衣服等で紫外線対策を行いましょう。
　　月齢に合わせて日焼け止めの使用も考慮しましょう。


●皮膚トラブルの対処について
スキンケアで改善がみられることも多いですが、皮膚トラブルの改善はみられない、もしくは悪化する場合には
速やかに医療機関を受診しましょう。