こむらがえりとは

主にふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、けいれんを起こすことで起こります。
妊婦さんの約半数がこむらがえりを経験しており、妊娠週数が進むほど症状が出やすくなります。


◎原因
①血行不良　
子宮が大きくなることで、お腹の大きな血管が圧迫され血液の流れが悪くなるため、
むくみやこむら返りの原因になることが考えられます。

②筋肉疲労
妊娠中、体重が増加するにつれ、体を支えている足の筋肉への負担も増加していきます。
そのため、ふくらはぎが疲労し、こむらがえりが起きやすくなると考えられています。

③急激な体重増加
急速に体重増加しすぎると、足への負担も一気に増加し、血流悪化につながります。

④ミネラル不足
妊娠中は赤ちゃんの成長のために、より多くのミネラルが必要になります。
特にカルシウムやマグネシウムが不足しやすくなるため、ミネラルバランスが崩れ、
こむらがえりが起きやすくなってしまいます。


◎対処法
①足への負担軽減を図る‼
ストレッチなどで足の血液循環を改善しましょう。
踵の高すぎる靴や低すぎる靴は避けましょう。
入浴中に、ふくらはぎをほぐすようにマッサージしましょう。

②体重コントロールと食事
適度な体重増加を目指しましょう。
カルシウムやビタミンBを多く含んだ食品をとりましょう。
（骨ごと食べられる魚、乳製品、大豆、干しシイタケなど）